町田市 事業承継補助金
中小企業の事業承継に補助金(東京都町田市)
東京都町田市では、市内の中小企業の事業承継を支援するために独自の補助金制度を設けることになりました。
事業承継に取り組む経営者がコンサルタントに事業承継計画の取りまとめを依頼した場合に必要な経費の2分の1(上限50万円)を補助する制度です。
「町田市事業承継推進ネットワーク」の支援を受けることが補助の条件となり、2020年6月から申請を受け付ける予定となっています。
ここでは弊社でもコンサルティングしている「事業承継計画」について考えてみましょう。
事業承継をどうやって進めるか?
事業承継を円滑に進め、成功させるためには新旧の社長が一緒に事業承継の進め方について適切な計画を立てておくことが重要です。
計画をたてる際には、事業承継が最善の形でできるように、そのタイミングや承継方法をきちんんと押さえておくことが大切です。できるだけ早く事業承継を済ませ、経営の第一線から退きたいという現社長もいらっしゃるかもしれませんが、焦りは禁物。事業承継には周到な準備と十分な時間をかけることが必要です。
事業承継計画の重要性
現在、多くの中小企業では経営者の高齢化に加え、後継者不在の企業が増えています。そのため、事業承継できずに廃業となる企業がでてきました。しかし、「これまで守ってきた会社を消滅させたくない」と考える社長さんは多いのではないでしょうか?
このような残念な結果にならないためにも、経営者は期間に余裕をもったタイミングで事業承継についてもしっかり考えていくことをおすすめします。なぜなら、実際の事業承継には綿密な計画策定と十分な時間をかけた承継の実行が欠かせないからです。
事業承継計画とは?
事業承継計画には、事業承継の時期、スムーズな事業承継の成功に必要な具体的な実行内容、承継後の新経営体制のもとでどの様な事業にしていくのかについての事業計画、事業計画の実現のためにどの様なことを行って行くのか、などを盛り込みます。
一般的には5年〜10年程度の時間をかけて、じっくりと事業承継を進めることを前提に、年度ごとの売上高、利益、株式の移転方法や時期、役員人事、財産の分配、後継者育成などの項目について、細かく計画を立てていきます。
事業承継計画のポイント
事業承継計画を立てる際には、会社の正しい現状把握、会社の成長目標、具体な事業承継の方法を十分に検討した上で決定し、その実行のタイミングを含めて計画を立てていくことが重要です。
事業承継を気にし始める最適なタイミング
事業承継を気にし始めるべき最適なタイミングは会社やその社長、後継者の状況によって異なります。
しかし、目安とすべきは社長が60歳を過ぎたら事業承継のことも考え始め、事業承継計画を作成し始めるとよいのではないでしょうか。
事業承継計画の実行には5年から10年といった長い時間を要します。今、年齢が60歳で、バリバリ仕事をこなす元気な社長でも、10年後には70歳となります。70歳になってから事業承継に取り組み始めた場合には10年後には80歳となってしまいます。
事業承継が気になっているなら
まずは気軽に専門家に相談してみましょう。弊社では事業承継のご相談を随時受け付けております。